
「硯区」は「すずりく」と読みます。
実在の場所というわけでもなさそうですが、坂間さんの住いの近くにそれらしい所もあるようです。
幻というほどでもなく、幻に近い何か。
手の届きそうで、手の届かないところ。
虚実皮膜の場所でしょうか。
坂間さんにとっては第三句集です。
最初は「玄火」の嶋野國夫に師事され、師の逝去によって「玄火」を退会され、「豈」(発行人・筑紫磐井)同人、さらに、最近では「遊牧」(代表・塩野谷仁)の同人にもなられている。
これまでにも、阿部完市「現代定型詩の会」や牧冬流「飛沓舎」にも所属されていたことがある。
言ってみれば、現代俳句の最前線に常に身を置いてきたことは確かです。
黄梅や縄文人は潤せり
かりがねは音楽的に水を飲む
一本の歯ブラシが立つ外は雪
以上の句は、坂間さんの友人・中西ひろ美の10句選から拾ったもの。
水の表皮へ落花一片を彫る
は、句集帯からの拝借。
さて、「硯区」って、ほんとはどんな句集だろう?
読者の感想が聞きたい。
昨日、17日(木)午後6時からアルカディア市ヶ谷で全国俳誌協会(会長・秋尾敏)第1回編集賞の授賞式、祝賀会が行われた。


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