2011年4月11日

福島泰樹・曼荼羅絶叫コンサート

 

福島泰樹・曼荼羅絶叫コンサート

福島泰樹は吉祥寺の曼荼羅で毎月10日、午後7時半から短歌絶叫コンサートを行っている。

27年間休むことなく舞台に立ち続けている。

曼荼羅のステージでは、毎回福島短歌の新作が発表される。

従って、今回は東日本大震災を詠んだ短歌絶叫だ。パーカッションは石塚俊明、ピアノ永畑雅人。

石塚俊明はロックバンド〈頭脳警察〉のトシ。ピアノの永畑雅人は作家・永畑道子の子息だったか?(よく覚えていないが、スミマセン)。

  天罰であるなら首都を襲うべし無辜なる民のひたひたと来よ     泰樹

  ワイシャツは波に洗われそこにいた人の姿をしておったのだ

  これからにやって来るもの目を覆い耳を塞いで待てというのか

想定外・・、休日をもろともせずに観客となり陣取った「俳句界」編集部スタッフ、並びに林編集長と小生に絶叫そのままの生原稿がひらりと投げ渡されたのだ(ありがとうございます!)。これらを含む7首は、小誌「7月号」(6月25日発売予定)の角川春樹特集の角川春樹との対談とともに掲載される予定である。

実は小生、福島泰樹の第一回短歌朗読(この時はまだ、絶叫ではなかった)を観ている。さすがに第一回の観客は歌人が、ほとんどで、現在とは異なる観客だった。ほとんど忘却しているのだが、下北沢の某場所で行われたことだけは覚えている。初期はシンガーソングライター龍、そして友川かずきとのパフォーマンスだったように記憶している。

「中也断唱」の中原中也は小生の故郷でもある。

  たったひとりの女のためにあかあかと燈しつづけてきたるカンテラ    泰樹

  鉄橋のようにわたしは生きるのだ辛い三月四月を終えて

  中也死に京都寺町今出川 スペイン式の窓に風吹く

藤原龍一郎はかつて、福島泰樹のことを「現代短歌の誇りをになった全身短歌表現者の姿」と述べていたことがある。久しぶりの短歌絶叫のステージにぼくもまた、そのことを改めて感じたのであった。

会場で、思わぬ人に会った。声をかけられ、まさかの俳人でした。その人の名は阪西敦子(ホトギトス)、ラフなジーパンが素敵でした。お互いビックリでした。

阪西敦子とラフなジーパン

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