2011年4月21日

山本健吉文学賞評論部門決定・・

 昨日は、震災の影響で延期されていた山本健吉文学賞評論部門の選考会が山の上ホテルで午後一時から行われた。昨年は山下一海氏逝去のため、評論部門の選考がなく、従って評論部門の授賞がなかったのだが、今年は選考委員も変わり、新しく、大串章、宮坂静生両氏を迎え、対象ジャンルが俳句部門と評論部門のみになって、最初の選考会であった。

 最後に候補となって議論されたのが、『子規とその時代』坪内稔典(沖積舎)」と『虚子と現代』岩岡中正(角川書店)、結果、『虚子と現代』岩岡中正の授賞に決定した。贈賞式は来る11月8日(火)、(会場・未定)に、俳句部門の加藤郁乎『晩節』と「俳句界」評論賞・依田善郞、北斗賞・川越歌澄と一緒に行われる予定である。

 実は、選考会に行く前に、6月号のためのジュニア俳句の資料探しと営業を兼ねて新宿紀伊国屋書店に行き、そして、先日、「俳句界」4月号の納品が遅れたジュンク堂新宿店(担当・山本さん)にお詫びと5月号の案内チラシをもって営業に行った。

 ジュンク堂では、入荷遅れにもかかわらず、キチンと棚の面陳列がしてあった(写真)。紀伊国屋書店からも5月号は「俳句界」を平積みできるだけの注文もいただいた。陳列されていた各文芸総合誌の多くが震災特集だったので、同じスペースに平積みされても遜色はないと思う(ジュンク堂は加えて原子力関連の棚が早速創られていた、さすがに棚作りに関しては積極的だ)。ところで、5月号震災を詠むの緊急特集で、少し事前のリークをしておくと、山﨑十生の俳句作品にいち早く新季語とでもいうべき造語、「原発忌」の句が発表されている。ものごとは名付けられることによって初めて明らかな在り様を示すものであるということを、改めて考えさせられた。

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