2011年4月27日

第1回北斗賞・川越歌澄『雲の峰』新刊委託・・

 

 今日は朝から、気温は上昇気味、強い南風。しかし、今(午後7時)、外に出たら、すでに雨が降っていた。

朝はその暖かい空気の中を、出来たばかりの川越歌澄『雲の峰』の新刊配本委託部数交渉の為に、日販とトーハンの書籍仕入れ窓口に直行した。

関西、それも川越歌澄の地元、兵庫と大阪あたりを厚めに配本してほしいとお願いしたのだが、ひとつの取次ぎはとりあえず了解しました・・・、もう一つの取次ぎは、委託部数が少ないのでそういうことは無理(コンピュータ一括指示の配本)・・。まあ、それでも連休明けの12日午前に取り次ぎに搬入することになったので、中旬には書店店頭につつましく並ぶはずだ。見かけたら買って下さいね。

本誌5月号には、川越歌澄新作16句が掲載されいる。タイトルは奇しくも「五月来る」。

  かげろふと歩む祖母まだ見えてをり      歌澄

  少年の靴の大きさ五月来る

  振り向けば道を失ふ竹落葉

  日を悼む泰山木の咲ききつて

  正論と分かつていても豆ごはん

〈少年の〉〈振り向けば〉は、いずれも下五のいわゆる季語の配し方も悪くはない。〈かげろふと〉は佳句。ただ最後の「正論と」「豆ごはん」は、上五・中七の感懐「分かっていても」を、どれだけ下五で支えきれているかは、一考の余地がありそうだ。しかし、北斗賞はその将来性に賭けられた賞だから、いわゆる季語の情緒に頼らずに、言葉で描ききることをめざせば、自ずと道は開かれてくると思われる。

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