2011年6月29日

「俳句界」7月号売り切れ御免・・

日テレ001

 先日のブログで、7月号は高田馬場芳林堂書店で、取次からの入荷分が、完売したのではないかと報告をしたが、もはや、小社手持ちの在庫も本日で品切れになってしまった。小生が入社してからも、数度売り切れ御免という号があったが、今回は最速の売り切れ御免だ。発売わずか4日後である。残念!確かに事前の執筆者購入もこれまでになく部数が多かったので、その多い分は、折込みで刷り部数を決定したのだが、それでも少なかったということ。部数の決定はなかなか難しいものだ。あとは書店からの返品が1ヶ月後くらいにくるので、注文に応じられるのが、返品待ちということになる。

 売り切れ御免で思い出したことがある。小生がかつて(4半世紀前)書店に勤めていた頃、プロレスのブックフェアーを退職直前のk氏と企画し、書店にはめずらしく、グッズ、タイガーマスクのマスクとか、「ファイト」などのプロレス新聞も直接取引で仕入れて販売したことがある。

猪木・馬場のプロレスブームが到来する直前のことだ。

売れに売れて、地方からプロレスファンだという人が、わざわざ上京してくる事態も生んだ。熱狂的といえば熱狂的だった。

当時はパソコンもなく、データは書籍目録などからピックアップをして、関係者に会い、フェアー扱い品の一覧パンフレットなども作った。その売れ行き好調の様子を見て、取次会社のトーハンはプロレスブックフェアーのためのセットを作って、全国の書店に提案した。だからというわけではないだろうが、プロレスブームを創ったのは、私たちのブックフェアーが切っ掛けだったと言ってくれる人もいた。

その企画段階で『私、プロレスの味方です』の著者・村松友視氏にもK駅ビルの喫茶店でk氏ともども会って打ち合わせをした(村松氏はたぶんお忘れだと思うが・・)。もちろん、彼の『私、プロレスの味方です』はベストセラーになった。

その村松氏の本で伝説の編集者ヤスケンこと安原顯(あきら)のことを書いた『ヤスケンの海』が、昼休み散歩中の早稲田馬場口下(わが社の近く)の古本屋で、余りに安く売られていたので、つい買ってしまった。思えば、中央公論社、竹内書店時代のヤスケン編集の本は、トリスタン・ツァラ、デュラス、サルトル、ヘンリー・ミラーなど綺羅星のようだ。「パイデア」という雑誌もそうだったのだ(その頃「本の手帖」もあったなあ・・)。すべてを読んだわけではないが、書店の棚でいつも眺めていた。

「マリー・クレール」の書評欄は有名で、女性誌でありながら、その書評を読むために男性読者が3割もいたという噂だった。小生の、世にいう柳生新陰流=新陰流の師範代であり、当時、上泉伊勢守に帰れという思想をもって共に学んだ若き武道家の前田英樹の第一作『ソシュールの彼方へ』を吉本隆明が絶賛したのは記憶に残っている。丸山圭三郎の弟子であった前田英樹はその後、言語学、批評家として一家をなして多くの著作を送り出している。

村松本

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コメント(2)

  

読み応えがあつた七月号売り切れは当然だと思いました。

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