2011年6月 6日

俳人九条の会&兜太に聞く・・

俳人『九条の会』・2011年新緑の集い

 昨日6月5日(日)、午後一時半から、東京港区芝・専売ホールにて、「俳人『九条の会』・2011年新緑の集い」が開かれた。

東日本大震災の犠牲者に黙祷の後、開会の挨拶は、大牧広氏。司会は望月たけし・折原あきの両氏。講演は二つ、一つは「憲法九条をめぐる新しい情勢」平井正(憲法会議事務局長)で、東日本大震災・福島原発事故について、憲法13条(生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利)と第25条(すべての国民は健康で文化的な生活を営む権利)の理念にもとずく復興をめざすことと、原子爆弾と原発は同根のものであるなど、また米軍との「トモダチ作戦」の実態とは何かについて、示唆的な話しがあった。

 休憩をはさんで、冨士眞奈美氏(女優・俳人)による「私と俳句」(写真上)と題した講演で、自分の生い立ちを含めて句友の大切さ、有難さをユーモアを交えて、しみじみ話された。最後に持参されたハーモニカで「ふるさと」を演奏され、合唱の渦となった。閉会の挨拶は諸角せつ子氏。

 平井氏のの演のなかで印象的だったのは、12年前の臨界事故に関して、加藤周一「夕陽妄語」(1999年10月20日・朝日新聞)の「核戦争の起こる確率は小さいが、原子力発電所に大きな事故がおこる確立は小さいがゼロではなく、もしおこればその災害は予測しがたい。東海村に事故がおこれば『ヒロシマ』を思い出すのが当然だろう、と私は考える」。その通りのなったのだ。ヒロシマはウラン型の、長崎はプルトニウム型の原子爆弾。なんのことはない、福島原発と同じだ。あまりにリスクが大きすぎる。

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 本日は、午後よりアルカディア市ヶ谷で8月号のための金子兜太インタビューがあった。聞き手は今井聖氏。この企画は、3ヶ月連続で金子兜太に、俳句の出発当時から現在までを語り尽くしてもらおうということで企画された特別インタビューだ。今回は師・加藤楸邨と「寒雷」、戦争、敗戦直後のことなどを、大いに語る内容になっている。乞うご期待!二回目は戦後の前衛俳句時代を聞き手・対馬康子氏で、三回目は「海程」創刊、現代俳句協会の組織とともにの歩みを水野眞由美氏に伺っていただく予定になっている。

92歳の金子兜太氏ますますお元気で、記憶力も全く衰えていない。話しておきたいことは山ほどあるという感じだ。

金子兜太氏

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