2011年7月 6日

読みたい雑誌から買いたい雑誌へ・・

へくそかずら

 本日は8月号、各取次ぎ回り2日目・・・日販を終えたところで、別件のために丸善御茶ノ水店に寄った。

 「俳句界」も「俳句」も「俳壇」も文芸誌の棚にはなかった。

 よせばいいのに、ついでに詩歌の書籍棚に廻った。書店規模約230坪からすると、やはり俳句関係書は少ない。

 それでも、つい『知識ゼロからの俳句入門』金子兜太著・古屋三敏画(幻冬舎)を買ってしまった。

 僕は、俳句入門書は大切だと昔から思っていて、自分でも入門書を書くときに一通りは読み漁った。ハウツーものの入門書は、一般的にいえば、過去の入門書より、最新のものが、便利で読み易くという努力がされている。

 僕が入門書を書き進めていた当時(2004年頃)、ハウツーでは『20週 俳句入門』藤田湘子著と辻桃子著『俳句って楽しい』という入門書が、もっとも優れていると思ったことを記憶している。

 なぜ、俳句入門書が大切かというと、動物の子どもの刷り込み現象と同じで、特に初心の人は、入門書によって、俳句の何たるかを知るからである。俳句形式の認識において歴史的、客観的な史実と間違ったことが書かれてあっても、それを信じるからである。

 因みに僕が読んだ最初の入門書は中村草田男『俳句入門』だったために、その呪縛から自由になるために十年近くを費やすはめに陥ったのだ。

 ともあれ、俳句の道もまた、歩めば歩むほどはるかに遠い、困難な道であることにちがいはない。

 さて、丸善のあとは新宿のジュンク堂、紀伊国屋書店と回ったのだが、詩歌の棚の充実ぶりは、他の書店の追随を許さないといっていい。書店回りをすると「俳句界」の力不足を痛感する。「俳句」誌の平積みはもちろんのこと、紀伊国屋本店の詩歌の棚には「俳句」のバックナンバーも常備されている。

 日々わが編集部は読者が読みたい雑誌とはどのようなものか、追求しているつもりなのだが、読みたい雑誌から、読者が買って手元に置きたい雑誌というにはまだまだ力量不足なのだ。

少なくとも書店の棚の「俳句」の側には、必ず「俳句界」も置いてあるというレベルにまで上げないと先はない・・・。

へくそかずらvol.2

 

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