2011年8月 2日

鬼貫忌・・

たでの花・朝顔

 旧暦ながら8月2日は上島鬼貫(うえじま・おにつら)の忌日だ。1738(元文3)年8月2日、今からおよそ270年前に没した。鬼貫の号は、和歌の紀貫之にならって、俳諧の貫之たらんとしたものである。槿花翁忌ともいう。

 

  飛ぶ鮎の底に雲ゆく流かな      鬼貫

  行水の捨(すて)どころなき虫の声

  あら浪や波を離れて秋の雲

  元日やくらきより人あらはるゝ

  憂き人のひたひにあてる火桶かな

 江戸中期の元禄の俳人で、摂津伊丹(現・兵庫県伊丹市)の人(1661~1738)、名は宗邇(むねちか)。芭蕉の名吟「古池や」の句に先んじること一年の貞享2(1685)年、25歳にして、「まことの外に俳諧なし」と悟ったと、ものの本にある。当時は東の芭蕉、西の鬼貫と並び称されたらしい。業俳にならず、門人をとらず、点者にもならなかった。

  によつほりと秋の空なる富士の山

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