2011年8月26日

突然の雷雨・・

くまざわ書店9月号

  荒尾根の雲へこだまの雷一過      河野南畦

険しい山間の雷は谺し、過ぎて行った。

  次に来るかみなりを待つ腕まくら     五島高資

若い二人なら、さもありなん。初々しいかぎりだ。

ところで、本日、スタッフの松本は夏休み。

編集長は雷の去るのを見計らって遅い昼食に出た。

雷は去っても、まだ、降っている。

小生はといえば、真っ黒い雲とともにパラパラときたときに、すばやく昼食を切り上げて社に戻った(古本屋で100円コーナー、『心の俳句 趣味の俳句』上田都史を手にして)。

もう一人のスタッフ・三東は激しい雷雨に昼食のタイミングを逸して、いまだに机に向かっている。

昨夜、帰宅途中で武蔵小金井のイトーヨーカ堂のくまざわ書店に寄った。

以前にも触れたかもしれないが、スーパーの中の本屋としては、まあ、良い品揃えの店だ。社会、哲学はこの規模の書店としては、緻密な品揃えだ。しかし、文芸誌・詩歌はよくない。それでも、「俳句界」は一度営業にうかがって、お願いしてから1冊は置いてある。角川「俳句」も一冊だから、よしとしよう。それでも全く売れないと、やがて取次のコンピュータは配本を中止してしまう。従って、たまによっては、売れたか売れていないか確認しているのだ。間全く売れないときは配本維持のために一冊買うこともある。

さらに、小生は気を使って、店長に分るように、たまに店頭にない本を注文して行く。というわけで、この日も先日注文しておいた鈴木健一編『鳥獣虫魚の文学史』第一巻・獣編(三弥井書店)を買った。

蕪村も載っている。猫犬の類なら江戸時代にはペットにもなっている。

和歌にも詠まれているが、ようするに生き物をタームに文学史を紡ぎ出すという面白い中身だ。

ならば、俳句の歴史だって、俳句に詠まれた鳥、獣、虫、魚を集めて「鳥獣虫魚の俳句史」が可能であろう。もっとも今でも、「猫の俳句」アンソロジーがあるくらいだから、別段新しいことでもないのかも知れない。

鴎外・新松子vol.0826

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