2011年9月16日

志鎌猛プラチナプリント展・・・

大閑堂

本誌2月号「文字のないエッセイ」で「森の襞から」の写真で登場いただいた志鎌猛さんの個展が東京・広尾の小西大閑堂で行われていたが、最終日の昨日、やっとスタッフ松本とお礼かたがた観に行くことがでlきた。

 今回の題は「うつろいVol.2」。

 今やプロのカメラマンもデジカメ全盛の時代のようなのであるが、志鎌さんは、プラチナプリントという素人には聞きなれない言葉だが、19世紀に発明された古典的写真技法プラチナプリントと、日本伝統の手漉き和紙に、長い間受け継がれてきた人の手による技にこだわって、自然の光景を美しいモノクロの深い世界に定着させてこられた。いまのところ、海外での評価の方が高いようで、フランス国立図書館やデンマーク・オーデンセ写真美術館、アメリカのサンィエゴ写真美術館ヒューストン美術館、サントバーバラ美術館などに収録されているとのことだ。

 

大閑堂vol.2

 このギャラリー小西大閑堂は、大正天皇近衛師団長三浦将軍、書道教師杉聴雨の命名、かつ揮毫はかの犬養毅とのことだった。昭和7年5.15事件当時の首相で、青年将校とのやりとり、「話せばわかる」「問答無用、撃て」は有名な話しで、凶弾に倒れた。

従って、古美術骨董商としての歴史は長い(大正3年創立)。

写真の展示だけではなく、さりげなく飾られた花、置かれていた仏像は8世紀唐の時代のものという説明だった。

大閑堂vol.3

それにしても、わが薄給ではとても手がでないこと間違いない。

それよりも大閑堂小西さんと話していたら、お父上は加藤楸邨と懇意で、楸邨自身もよくここに来られたとのことだった。当然ながら楸邨に骨董趣味を教えた安東次男も、駒井哲郞とも懇意にされているというから驚いたのだった。

大閑堂vol.3

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