2011年10月 6日

取次ぎ廻り2日目・・

かまつかvol.1

 今日は、本誌11月号の取次ぎ仕入れ窓口交渉2日目、日販と栗田出版販売を廻った。

ついでといっては語弊があるが、角川春樹震災句集『白い戦場』も日販書籍仕入れ部数依頼交渉をした。

昨日、本日と雑誌の窓口が混んでいて、年末並みだった。

あと少しで午前中のタイムリミットで、『白い戦場』は、明日出直しかと覚悟したが、なんとか書籍仕入れ窓口にたどり着いたのは、ぎりぎり12時10分前。

 しかし、これだと、栗田出版の午後1時開始には間に合わない(移動に一時間はかかる)。というわけで、帰社は3時過ぎになってしまった。

窓口での待ち時間だけは、やたら長かったのだが、のんぶり休憩とはいかなかった。こうなると、昼は決って立ち喰い蕎麦だが、最近赤羽駅エキュートにできた「蕎麦一」は座るところもあって、まあなかなか美味い更級そばだった。

 

かまつかvol.2

 ところで、今日は贈られてくる雑誌の中から「GA」(秦夕美個人誌)を・・・・

60号で15年たったと書かれているから、季刊ペース。

小冊子ながら、すべて秦夕美の手作りであり、秦夕美の趣味に貫かれている。

表紙も質素に彼女の庭にある葉をコピーしたもの。味わいがある。

今号の表紙はグレープフルーツの葉で「孫が幼い頃、一緒に食べた種を蒔いたもの」という。

お幾つになられたのだろうか。「あとがき」に、

「昨日出来なかったことが今日出来るのが子供なら、昨日まで出来たことが急にできなくなるのが老人だ。情けない、心細い、だが、近くに住む息子には意地でもSOSは発したくない」と、秦夕美には珍しく嘆きが入っている。

こうした、嘆きは秦夕美にはこれまで無縁のように思われていたから、少し気になる。

この個人誌にはエッセイ、短歌、俳句、評論など、すべてに秦夕美のエッセンスが溢れている。

現在は蕪村が連載されているが、かつて赤黄男が連載されていて、それは『赤黄男幻想』として一本になっている。

今回の俳句は、

   ひかがみに水たまりゆく月夜かな         夕美

   寄せては退く腕の疼きも秋の景

   月光に坐骨神経よぢれけり

   さりとても炎症ひどき百日紅 

   萩すゝきやけにおもたきぼんのくぼ

   もつて瞑すべし五体もつとに冬隣

   今生のみのりのごとく病む秋よ

また、「覚悟もついた。病もまた人生のもたらす『みのり』なのだろう」と記す。

これほど境涯性をあらわに詠んだ秦夕美は初めてのように思われる。

いずれ、本復をなして、「GA」の61号がまた届けられるに違いない。

ご自愛を祈念する。

かまつかvol.3

かまつかvol.3

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