2011年10月13日

倉田紘文『高野素十「初鴉」全評釈』・・・

 竹村カラオケvol.1

 今日は朝から、倉田紘文『高野素十「初鴉」全評釈』の新刊委託配本の部数決定のために、トーハン、大阪屋、日販と回った。10月20日(木)午前に各取次に搬入するので、翌日以後に全国主要書店に並ぶはずである。

 本書は、俳誌「蕗」第7巻1月号(昭和53年)から第32巻7月号(平成15年)まで、300回にわたって連載されたものを集成した大冊である。

 巻末には「余論」として高野素十の第一句集『初鴉』の正誤の章が設けられている。

 それによると『初鴉』全657句中重出があり、掲載句は実質654句だそうである。つまり、この657句に長年にわたる精緻をきわめる評釈が施されているのである。

 その項目は、各掲出句について、[発表年次][句の季語][句の異同][語釈][句意][評考]である。この評釈をもって「素十の写生は『心の写生』である。一句の奥深くには、素十の心と結びついた『生命』が脈打っている。・・・(中略)・・この尊い『生命の躍動』が『初鴉』の句の根元なのではなかろうか」と断じている。労作である。

 ところで、この本の重さは1冊900グラムで、余りに大冊ゆえに、心優しいスタッフの三東が同行してくれた。三東は小社入社以来、初めての取次窓口交渉であったのだが、たぶん、いつリタイヤするかも知れない老生のあとにキチンと取次にも行けるように心構えを実践したものであろう。

泣けてきますねえ・・・。

竹村カラオケvol.2

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