2011年10月28日

橋本照嵩トークショー・・・

橋本トークショーvol.1

 本誌「俳句界NOW」のカメラマンとして、お世話になっている橋本照嵩氏が、10月28日(金)午後7時から東京東中野・ポレポレ坐で3.11トークショーを行なった(写真上は橋本照嵩実兄)。

同場所に於いて、10月25日(火)~30日(日)まで「橋本照嵩と石巻のこどもたち青空写真展」が開催されている。

橋本トークショーvol.2

 橋本照嵩は1996(平成8)年から2009(平成21)年の夏休みまで、石巻の子どもたちと青空写真展を行なってきた。

長面浦の「のんびり村」の村長の呼びかけで始ったのだ。

3.11東日本大震災では、その子供たちが犠牲になった。だから今回の会場のこどもたちの撮った写真約250点は大震災前の青空だ。

橋本照嵩は、震災以後、毎月、自分の故郷の石巻の今を撮りつづける。

あたかもそれが、故郷への鎮魂の行為でもあるかのように・・。

今回の展示で震災以後のものは、わずか18点、そのうち「俳句界」で発表した写真も含まれている。

かつて、橋本照嵩は4年間旅から旅へ門付けする盲目の瞽女(ごぜ)を撮った写真集『瞽女』で日本写真協会新人賞を受賞。さらに写真集『北上川』で石巻と北上川の民俗的情景に迫った。2008年には俳人の素顔を撮りつづけた功績によって文學の森大賞特別賞を受賞している。

トークショーでは瞽女の唄った地藏唄を哀愁のこもった声で披露した。

津波で亡くなった子どもたちの名前を一人ずつ思い出しながら喋っていたときには、最後の数人の名を呼んだとき、少し声を詰まらせていた。たぶん最初に子どもたちの消息を知らされたときには絶句したにちがいない。

津波には直接会わなかった橋本照嵩は、津波の顔を観るために、6月には石巻市役所、まだ200人の遺体がそのままですという安置所にたどり着く。ありのままの世界を見届けるために・・・そうせざるを得ないのだ。

橋本トークショーvol.3

 橋本照嵩は終戦時、国鉄仙石線の車内で、進駐軍の米兵たちが靴をはいたまま 女たちの太ももを枕に寝そべって、口紅のついた煙草を咥えさせてもらう様を目撃した。子ども心ながら、その時の感情をいまだに引きずっているところがある。

いま、またそのカメラ・アイは何を見ようとしているのであろうか。

橋本トークショーvol.4

会場では、甘口でコンニチハ!の写真でお世話なっている樋口一成、また前文學の森社員・現角川書店の北大路翼に会った。

 

 

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