2011年11月15日

本日は七五三・・・

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 本日、11月15日は七五三の日で、かつ大安。樋口一葉「たけくらべ」に出てくる「突っかけ下駄に七五三の着物」は、七五三参りの子供の服装とは全く関係がない。ものの本によると七五三の着物というのは、後ろ幅七寸、前幅五寸、おくみ幅三寸に仕立てた男の着物で、普通の着物より身幅が狭く、すそ前が割れやすいので、いわゆる遊び人のスタイルとされたらしい。

 また別に「七五三の膳」というのも、七五三の日の料理というわけではない。

 ご祝儀用の膳で、本膳に七菜、二の膳に五菜、三の膳に三菜が出るご馳走のことだという。

 また「たけくらべ」には、十一月酉の市の夜だけは、吉原の木戸が開いて、誰でもおおっぴらに吉原見物ができるので大鳥神社へのお参りをすませた老若男女が門から遊郭内に見物するためになだれ込む騒がしい様子が「天柱くだけ地維かくるかと思はるる笑ひ声のどよめき」と描写されている。

 本来、七五三の行事は、幼児が、貧困や医療技術の未発達のために、七歳までは成長するのが難しかった時代に、ひたすら子供の無事な成長を願って、三歳は男女子、五歳の男子、七歳女子の行事である。

 七五三の元になる旧暦十五日は二十八宿の鬼宿日(鬼が出ない日)に当たり、何をするのにも吉の日だった。主に関東地方の行事だったが、今では全国に広がっている。

  子に合はす父母の歩幅や七五三      山崎ひさを

  石段を抱かれてのぼる七五三        檜 紀代

草田男句碑 根岸界隈vol.2

草田男句碑 根岸界隈vol.3

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