2012年1月28日

「豈」105回句会・・・・

豈句会vol.1

 今日は第105回「豈の会」東京句会だった(於・白金台福祉会館)。

 寒さ厳しいせいか、いつもより参加者は少なかったが、10人程度の句会は、ゆっくり話す時間があって良い。

 本誌2月号3冊を宣伝用に持参して、高点三位までの賞品にした。

 定期購読者も何人かいるので、その方々は辞退されるので別の方に・・・。

 「今、俳句総合誌では、一番面白いですよね・・・」とリップサービスされるとお世辞でも嬉しい。

 豈句会は、奇数月の最終土曜日だから、二ヶ月に一度しか行なわれない。

 ということは、すでに、17年の長き渡って行なわれているのだ。

 元はと言えば、攝津幸彦存命の時に、高山れおなが、句会などというものに出たことがない、

 句会をやってもらえないかと筑紫磐井に相談したことが始まりだった。

 お蔭で晩年の幸彦は句会を楽しむことができた。

 「豈」の雑誌自体は創刊32周年を迎えるが、30周年も、何も祝いの会を開いていない。

 (単に面倒くさいのと恥かしいというだけの話しなのだが・・・)

 その雑誌もやっと52号を昨年10月に出したので、単純平均すると年に2冊も発行されて来なかったということになる。

 幸彦存命時代は3年閒一冊も発行されなかったこともある。

 それでも、豈同人は句会はなく、2ヶ月に一度、奇数月31日に、当時、新橋にあった三井アーバンホテルのロビーでお茶を飲んで、近くの蕎麦屋に行って雑談をするだけという年月を何年も過した。

 12月31日の場合は、たった三人、小生と仁平勝と攝津幸彦のみということもあった(背中に家族の罵倒する声を受けながら・・・)。

 豈句会に特徴があるとすれば、俳句形式に関してはオールフリーだということである。

 必ず多行の人もいるし、普通の有季定型、自由律、なんでもあり、というところだ。

 原則三句持ち寄り、欠席投句ナシ。互選。

 司会によっては、一応、高点句に敬意を表するが、必ずしも、点が入った句ばかりでなく、無点の句も句評の対象になる。

 ともあれ、本日の句会の高点句から順に上げておこう(高点句順)。

 

    短日の

    短筒なれや

    ことのはは                 酒巻英一郎

    

   外套や空の蒼さを測るため       中田よう子

   送信がもうすぐ終る 冬木        羽村美和子     

   老い母に艶というもの雪薔薇      福田葉子

   青年のかたちに今も地下水道     川名つぎお

   枯れ色のメタセコイヤと日章旗     大井恒行

   半陰陽(ふたなり)を懶惰せし日のハイデガー 北野元生

   うすらひやそこもかしこもしぼりたる   鈴木純一  

   トイレに新聞青空はガラクタ       木下邦洋

   ゆきまぶしもでるのようなぎんぎつね  早瀬恵子

   メリーゴーランド〇へ導く般若経      岩波光大

豈句会vol.2

豈句会vol.3

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