2012年1月21日

「ずばり贋作くらべーー一茶・蕪村俳句研究会」・・

 

垂人vol.1201211

 昨日はけっこう忙しい一日だった。

 まずは、中西ひろ美・広瀬ちえみ「垂人」句会の、「ずばり贋作くらべーー一茶・蕪村俳句研究会」を訪ねて、東急大井町線下神明駅前の喫茶「とろんそん」での句会取材。

 喫茶店は画廊喫茶風で、仕切りの奥は10人程度の句会可能な団体席になっている。

 書棚もあって、句集,画集などが置かれている、なかなかの雰囲気・・

 贋作だから、蕪村風や一茶風の句をいかに作るかという、難しさがある。

 句会は事前に贋作で各3句の計6句がすでに出句されていた。

 選句は各自の持ち点合計10点制で、選んだ句に1点、気に入った推奨句なら、3点入れたり、5点だって入れられる。

 つまり、各1点ずつなら10句選べるし、各5点を入れてしまえば2句しか選べない、というわけだ。

 その後、互選による最高点句から、各人の講評、批評に入るが、今回は、最初に作った人の名が明かされる。さらに参考にした原句があれば、そのときに披露するのだが、原句のパロディーにならないためには、相当に難しい。

 例えば、蕪村「腰ぬけの妻うつくしき炬燵かな」は、次のように投句されていた。

    絶頂の妻たのもしき紅葉かな      佐藤榮市

 また、蕪村「宿かせと刀投げ出す吹雪哉」は、

    泊まってョと女体投げ出すふぶき哉    與起

 一茶では「目出度さもちう位なりおらが春」は、

   目出度さも酎くらいやなあわいのの春   渡辺隆夫

 もちろん、原句ではなく、蕪村調、一茶調を我が物とすべく努力して、原句のない句も提出されていた。

   友禅の手よりなはるゝ春の川      鈴木純一

 といった具合・・。

 詳細の句会レポートは、4月号に間に合うように中西ひろ美さんに頼んできた。

 中座した小生は、角川俳句賞・短歌賞の新年会に東京會舘へと向かった。

垂人vol.1201212

 

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コメント(2)

  

珍しい句会があるのですね。面白く鑑賞させて頂きました。

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