「ずばり贋作くらべーー一茶・蕪村俳句研究会」・・

昨日はけっこう忙しい一日だった。
まずは、中西ひろ美・広瀬ちえみ「垂人」句会の、「ずばり贋作くらべーー一茶・蕪村俳句研究会」を訪ねて、東急大井町線下神明駅前の喫茶「とろんそん」での句会取材。
喫茶店は画廊喫茶風で、仕切りの奥は10人程度の句会可能な団体席になっている。
書棚もあって、句集,画集などが置かれている、なかなかの雰囲気・・
贋作だから、蕪村風や一茶風の句をいかに作るかという、難しさがある。
句会は事前に贋作で各3句の計6句がすでに出句されていた。
選句は各自の持ち点合計10点制で、選んだ句に1点、気に入った推奨句なら、3点入れたり、5点だって入れられる。
つまり、各1点ずつなら10句選べるし、各5点を入れてしまえば2句しか選べない、というわけだ。
その後、互選による最高点句から、各人の講評、批評に入るが、今回は、最初に作った人の名が明かされる。さらに参考にした原句があれば、そのときに披露するのだが、原句のパロディーにならないためには、相当に難しい。
例えば、蕪村「腰ぬけの妻うつくしき炬燵かな」は、次のように投句されていた。
絶頂の妻たのもしき紅葉かな 佐藤榮市
また、蕪村「宿かせと刀投げ出す吹雪哉」は、
泊まってョと女体投げ出すふぶき哉 與起
一茶では「目出度さもちう位なりおらが春」は、
目出度さも酎くらいやなあわいのの春 渡辺隆夫
もちろん、原句ではなく、蕪村調、一茶調を我が物とすべく努力して、原句のない句も提出されていた。
友禅の手よりなはるゝ春の川 鈴木純一
といった具合・・。
詳細の句会レポートは、4月号に間に合うように中西ひろ美さんに頼んできた。
中座した小生は、角川俳句賞・短歌賞の新年会に東京會舘へと向かった。

珍しい句会があるのですね。面白く鑑賞させて頂きました。
昨夜から、東京も雪で、今朝は路面も凍結でした。
今村さんのところは、さぞ、寒く、雪もしっかりあるのでしょう。