2012年2月13日

「俳壇賞」「歌壇賞」・・

第26回「俳壇賞」2012

  先週末10日は、市ヶ谷アルカディアで、第26回「俳壇賞」と第23回「歌壇賞」の授賞式、懇親会が行われた。俳壇賞は深川淑枝「鯨墓」、歌壇賞は平岡直子「光と、ひかりの届く先」。歌壇賞は角川短歌賞が高校生だったのに続いて、これも早稲田大学在学中の学生であった。

 俳句は少年と老人の文学だと言われたこともあったが、じつに円熟の境地を披瀝しての老年の方々の受賞が続いている。

 これは、作品の出来栄えのせいなのか、はたまた選者の選考基準眼のせいなのか、・・・果たしていずれに帰結するのであろうか。

 「俳壇賞」の深川芳枝氏は、昭和13年生まれ。昭和35年には「菜殻火」、さらに41年から「春燈」、48年から「地平」、平成13年に「青嶺」、21年から「白桃」を経て、現在は「青嶺」「白桃」所属で、句集『母子草』『鈴懸』をお持ちだから、句歴は申し分ない。受賞の感想の中にも「血気は老少有り、志気には老少無し」の「志気」を選んだ選考委員に敬意を表されている。

   魚島や祠に暗き絵らふそく       芳枝

   海女小屋に母座のありぬ桃の花

   一椀の真水置く岩島灼ける

   稲妻や潮の浸せる鯨墓

   餅配闇の沁みゆく波の音

 短歌は門外漢なので参考までに数首あげておくに留める。3.11以後をいかに生きるかを詠んだと述べていた。

   海沿いできみと花火を待ちながら生き延び方について話した                                        

                                  直子   

   わたしたちの避難訓練は動物園のなかで手ぶらで待ち合わ  

   せること

   ほんとうに夜だ 何度も振り返りながら走っている女の子

 下の写真は選考委員の先生方。前列左端から宮坂静生、冨士眞奈美、伊藤一彦、道浦母都子、東直子の各氏。

第26回「俳壇賞2012」vol.2

 小生は今回は一俳人?として参加。取材スタッフは松本佳子でした。

 二次会へは軽くお茶でもと思っていた筑紫磐井ともども、天野小石、矢野玲奈、しなだしん各氏ともども神保町・伊藤伊那男氏の銀漢亭にタクシーで行くことに・・・。そこは、さながら懇親会の続きのような賑やかさで、松尾隆信、清隆親子、対馬康子、菊田一平、内村恭子、阪西敦子各氏をはじめ、多くの俳人と歓談。皆さんとは違い少し早めに店を後にしたのだが、帰宅してみれば、シンデレラボーイならぬ午前様の時間にあいなっていた(スタッフ松本は早々と愚生をソデにして帰って行った、酒が飲めたのに・・・)。

 そうそう、歌人にして俳人?の六花書林代表にして、確か「短歌人」所属の宇田川寛之氏はこのブログを愛読してくれているそうで、かつて彼は句集も手がけていたが、現在は歌集制作に軸足をシフトされているいる様子、頑張っていただきたい(小社のネットテレビもご覧になっているらしい)。

閑話休題・・・

本日の編集部は3月号校了。

スタッフ三東は4月号のための密教一日体験の体当たり取材。

編集長林は魅惑の俳人右城暮石のインタビュー記事のために茨木和生氏に会うためにいまだ関西に・・

牡丹園・横尾忠則

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コメント(2)

  

短歌はよくわからないのですが若い方が歌壇賞をとられたのはすごいですね。私も俳句は若い時からやつておれば良かったと思っています。

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