2012年3月31日

「豈」句会・・・

豈句会vol.1

 今日は、強風と雨の中、電車の遅れも出る荒れ模様の天候だったが、奇数月の最終土曜日、つまり、二ヶ月に一度ながら、第106回の豈句会が港区白金台福祉会館(旧名)で行なわれた。

点が散ってしまったがともかく、最高点句は同点で次の2句だっだ。

   水かげろう

   母いて招く

   三隈かな        福田葉子

 

   関節をゆるめて刻を待つ桜          中戸川奈津実

 次点句は2句とも福田葉子氏だった。さすがに大ベテランの俳人にして、高柳重信、中村苑子の両人の側にいつも居られただけの技量の持ち主だ。

   ときどきは生国に来て若菜摘む        葉子

   ゆるやかな流れのダ・カーポ春ぞ来る      〃  

 以下は参加者の1句のみ挙げておこう。

   山椒の芽とげ芽とげとげ芽とげ芽         鈴木純一 

 

   生玉も

   幾久しくも

   彌生盡         酒巻英一郎  

 

   隆明死す白玉椿かげろえり            早瀬恵子

   豈(たのしむ)や摂津永愷(ながやす)秋の旅    多仁 竝

   山ひとつ隠しておいた春がある           小湊こぎく

   永久の詩というべきかトロツキー          川名つぎお

   番地のみ変はる引つ越し春愁ひ           中田陽子

   春陰のゴリラの孤独森遥か              脇田千鶴子

   人にのみ祈りのありや春の昼             恒行 

 

つばき120331

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