2012年7月17日

甲斐の鮎届きて甲斐の山蒼し・・・

 府中の森公園にて↓

7月の花馬vol.1

 本日は、掲出句の作者・水原秋桜子の忌日である。亡くなったのは1981年、三十三回忌になるはずである。さらに遡ること40年の本日は、川瑞茅舎の亡くなった日でもある。

 茅舎は、有名な虚子の序「花鳥諷詠真骨頂漢」に尽きる。

     金剛の露ひとつぶや石の上       茅舎

     尾をひいて芋の露飛ぶ虚空かな

     新涼や白き手のひらあしのうら

     冬晴れをすひたきかなや精一杯

 2句目、「尾を引いて芋の露飛ぶ」は果たして写生だったのだろうか。しかも虚空である。しかし、このように書かれていると、確かに尾を引いて芋の露が飛んだと思えるから不思議だ。

 茅舎は三十歳を越えて病のために画家を断念した。

 絵筆の代わりに、言葉によって写生したのではなかろうか。

(読者より・ひまわり)↓

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7月の花馬vol.2

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