2012年9月30日

「軸」創刊45周年記念俳句大会・祝賀会・・・

軸45周年vol.1

 9月29日(土)千葉県柏市のザ・クレストホテル柏で「軸」創刊45周年記念俳句大会・祝賀会が行なわれた。

 「軸」は河合凱夫が1967年、同人誌として創刊、77年主宰となり、99年に逝去、息子の秋尾敏が主宰を継承し現在に至っている。

 秋尾敏主宰は子規、虚子の研究もさることながら、全国俳誌協会会長として、また、鳴弦文庫を運営して、近現代俳句への無私の貢献度も極めて高い、今後をさらに期待されている俳人である。

 大学では研究者として、松本旭氏の教え子でもある。

 記念俳句大会では、主宰も投句し、平等に勝負されて、みごと各選者による特選、佳作合わせて、合計の最高点を獲得し、面目躍如たるものっだった。その特選句となった句は、

       葭の笛より文学を志す    敏 (山中葛子特選)

因みに、事前に愚生の選んだ特選句は、以下の句であった。

      「また来いよ」最後となりぬ初螢    嶋田 里

さて、祝賀会だが、主宰の挨拶の後は、来賓の宮坂静生、松本旭、宇多喜代子各氏の祝辞、乾杯の音頭は橋爪鶴麿氏がおこなっった。

さらに、各来賓の紹介では、大会選者の代表句1句と秋尾敏主宰が自らそれぞれを紹介した。

さらに、軸会員の作家賞の紹介も行なわれた。

来賓には、俳壇的にはいくぶん若い世代に属する秋尾主宰とほぼ同年代の大竹多可志氏や山﨑十生、高野ムツオ、佐怒賀正美、上田日差子、野木桃花、松澤雅世、鹿又英一各氏なども多く駆けつけて祝福していた。

軸45周年vol.2

秋尾敏・河合典子夫妻↑

軸二千題.jpg

 なお、土産に『軸俳句会平成二千題』という類題句集↑もいただいた。

 この類題集は平成の軸誌にけいさいされた約70万句から題別に約6000句が収録されており、巻末には「春夏秋冬」に加えて「無季」の項目も立てられていた。どうやらそれは、「軸」の主張である一、「有季定型を愛し、これを超克する」を基調としながら、〈軸は有季の枠組のなかに生まれる無季も否定しない。ものごとの境目には必ずゆらぎがある。そのゆらぎの中に生まれる無季を、軸は有季の枠組で評価する〉と規定され、〈定型についても、軸は五七五と呼ばれる基本形から生まれるあらゆるバリエーションを否定しない〉ともいう。

 単なる季語集とはせず、類題集を模したあたりにも秋尾敏主宰の見識がうかがわれる。

軸45周年vol.3

| コメント(0)

コメントする