2012年9月 4日

今井聖連載「小説・受験巡礼」・・・

9月4日の花vol.1

イヌタデ(赤まんま)・ネコジャラシ↑

 本誌連載の今井聖氏の「小説・受験巡礼」も第15回目、いや10月号では第16回目を迎えて、佳境に入ってきた。

ストーリーは「国立大の医学部を全部受験し、合格制覇する〈受験巡礼〉。それもあと数校を残すのみで、高三の娘(実子ではない)尚子といよいよ同じ大学を受験することになる。その娘から重大な告白が・・・」というあたりまでが10月号。もちろん俳人らしく、毎号ストーリーに相応しい?俳句も巻頭に据えられている。例えば9月号では「交合の後先(あとさき)風の青岬 精一」。

いつまでも青春の今井聖氏らしい仕立ての句だ。

その今井聖氏から新著『部活で俳句』が贈られてきた。

なかなか面白い。男子校の教師だった今井聖の現役時代が彷彿とするような展開である。

もっとも、出だしの「〈踊る俳句同好会〉誕生」の件は、小説的フィクションが鏤められているように思えるが、

出だしは、

    俺は男子校の英語教師。生徒に向かって私とか僕とかは言えない。そんな上品な学校じゃな

   い。高校入試の偏差値はかろうじて四十台をキープする程度。スポーツは強いがいわゆる進学底 

   辺校。この学校には気のいいワルと性根の腐ったワルそして陰気なオタク、この三種類しかいな 

   い。

     俺はこの学校で俳句同好会を立ち上げその顧問をしている。

 ダンス部を創りたいという生徒たちをそそのかして、既成の俳句同好会ダンス部にすれば、おおっぴらにダンスもできるし、予算も使えると、俳句を作らせるところから始まる。

 それから後は、俳句甲子園の俳句を紹介したり、「街」の会員諸子の実作を例に今井節が全開の、知らず知らずのうちに俳句入門書となっている次第という書である。

帯に書かれた惹句が「ぼくらのいまを5・7・5で〈写生〉しよう」。

部活で俳句vol.2

 閑話休題・・・

 ところで、今日の編集部は、編集長は加藤房子氏のグラビア撮影で、朝から直行。

 支えるスタッフは印刷所入稿第2弾の作業に追われている。

 愚生は、昨日予告した通り、今日は、トーハン、太洋社、大阪屋と各取次ぎを回って10月号の搬入部数を決めてきた。そして、第2回北斗賞・堀本裕樹『熊野曼陀羅』が出来てきたので、来週の新刊配本に向けて作業。

コノテガシワ↓

9月4日の花vol.2

| コメント(0)

コメントする