2012年12月14日

義士祭そして演奏会・・・

古楽コンサートvol.1

 今日は義士祭、赤穂四十七士が吉良邸に討ち入った日。

義士のなかに俳人がいた。宝井其角との逸話が残っている。名は大高源吾といい、俳号は子葉。

討入り前夜、煤払い竹売りにに変装し、吉良邸をうかがっていた源吾が、橋のたもとで其角に出会い、あまりのみすぼらしい姿に其角は「年の瀬や水の流れと人の身は」と詠み、挨拶を返した源吾は「あした待たるる宝船」と詠んだという。

討入りし、切腹となる源吾こと子葉の辞世は、

     梅でのむ茶屋もあるべし死出の山     子葉

確か20年ほど前に赤穂義士の俳人たちについて書かれた本に、復本一郎著『俳句忠臣蔵』があった。

古楽コンサートvol.2

閑話休題・・

昨夜は、どうしても止む得ない理由で行けなくなったからと、K・A大兄から、演奏会、といっても愚生にはとても縁の無い趣味なのだが、チケットをお贈りいただいて、至福の時間をすごすことができた(深謝)。

「ジャン=ギアン・ケラスWithベルリン古楽アカデミー」の演奏会で、三鷹市芸術文化センター・風ホールに仕事を定時に上がって、何とか開演に間に合った。

この場所は、二度目だ。かなり以前、本誌編集長だった清水哲男氏の娘さんがコンサート(確かピアノだったような・・・)をされて、恥ずかしげに、「親バカです」と・・・招待されたのだ。

愚生は詳しくないので、案内チラシによると、「世界有数のバロックオーケストラの一つと目されるベルリン古楽アカデミー、創立30周年の日本ツアーで、当代きっての人気チェリスト、ジャン=ギアン・ケラスとの共演」である。

演奏はビヴァルディのチェロ協奏曲をメインに据えたもので、ビヴァルディと同じヴェネツィア出身のカルダーラとドイツバロックを代表するバッハ、テレマンの作品。

楽しくも、有意義な時間を過ごさせていただいた(生はイイです)。

ベルリン古楽アカデミーのコンサートマスターのゲオルグ・カールヴァイトは今回の来日で、以前の日本の子ども達との交流に触れながら「私は福島の原子炉を取り巻く恐ろしいニュースに心を痛め思案に暮れていました。それだけに私を惹きつけて止まない国、日本での公演についてお知らせできることにこの上ない喜びを感じております」とメッセージを届けていた。

「一糸乱れぬ精緻なアンサンブルと切れ味鋭いダイナミックなサウンドで日本の聴衆を魅了している」とは、惹句だが、まさにその通りの演奏だった。

心洗われて、帰路の凩さえ心地よく感じられた。

サインをする左がジャン=ギアン・ケラス氏、右がゲオルグ・カールバイト氏↓

古楽コンサートvol.3

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