2013年2月20日

和田悟朗氏読売文学賞二次会・・・

讀賣文学賞vol.1

 和田悟朗『風車』が第64回読売文学賞(詩歌俳句賞)を受賞した。

2月18日(月)、贈賞式が東京・帝国ホテルで行なわれ、愚生は夜8時半から行なわれた二次会に出席した。

 選考委員の一人、高橋睦郎氏の乾杯で始まった会は、関西から「風来」(編集発行人・和田悟朗)の仲間の方やかつて悟朗氏の同志であった「渦」赤尾恵以氏や花谷清、藤川游子、柿本多映各氏など久しぶりにお会いする方々にも会うことができた。

 スピーチは、宇多喜代子、高野ムツオ、片山由美子、宗田安正、永島靖子、酒井佐忠、久保純夫、桑原三郎、津高里永子、四ツ谷龍、鳴戸奈菜各氏など多くの方によって行なわれていたので、愚生は番外と思って雑談にふけって、突然の指名が、まるでイタズラの神からのように司会の石井隆司氏より降ってきて、全く心の準備もなく、おもわず、喋りません・・と言ってしまった。とっさに案内状に認めた献句を思い出し、その句を捧げてあっという間に終った(スミマセン、失礼しました)。

      和み田の悟り朗らか風ぐるま     恒行

 そして、会のはねた後に、愚かにも思い出したことは、和田悟朗氏からこれまでも、句集といわずエッセイ集といわず、「白燕」、「風来」とことごとく恵投にあずかりながら、まともなお礼もなさず、まったく申し訳ない限りであったということと、それもこれも、ひょっとしたら、愚生が20歳の頃、短い間ではあったが「渦」(赤尾兜子)に投句したことを覚えて置いて下さり、のちに現代俳句協会の青年部だったころに和田氏に面識を得ていたからなのかも知れない、ということだった。

ともあれ、二次会の案内をいただいたときに(時間は少し遅く、翌日は仕事が・・、と思ったが)、何はおいてもお祝いには行かなければならないと思ったのだ。

 高橋睦郎氏が仰っていたように、『風車』の授賞は、俳句界のみならず、詩歌界全体にとっても価値あることで、読売文学賞の価値もあがるということだろう。

    歓声は沖より来たり風車        悟朗

    百日紅戦火の色として垂るる

    人類に乏しき未来松の芯

    不戦より非戦貴し合歓の花

    生前と死後のあいだにSL車 

 

風来↓

風来vol.1

 因みに、送られてきた「風来」12号は『風車』特集の趣で、中に花谷清氏は『風車』に触れて「客観を超えた主観。実を超えた虚。すなわち、実を示して虚を、虚を示して実を想像させ、虚実の狭間にあそぶ融通無碍さが特徴と思う」と、また、宮﨑未来氏は「和田先生の句集はとても読みやすかった。これは読解的な意味ではなく、感覚的な意味でだ。和田先生の句は言葉遣いがとてもやさしく、響きが心にス~と入ってくる。句の震意が解らずとも、何度も読み返したり、声に出して読んでみたくなるのだ」とそれぞれの玉文に接することができた。

山上康子氏vol.1

山上康子氏↑

 ここから先は、二次会の余禄になるが、全く思いももしなかったことで、とりわけ嬉しいことが二つあった。

一つは、豈同人でもある山上康子氏に初めてお会いできたこと。

第二は久保純夫氏に同行してきた城貴代美氏に会えたことだ。

純夫氏と貴代美氏はかつて同人誌・戦無派集団「獣園」の同志であって、昨年逝去した、さとう野火氏と貴代美氏には、盆、正月もなく貧しい学生時代によくご自宅で食事をさせていただいたりしたのだ。ある意味恩人のような人である。

思えばあれから40年以上の歳月が過ぎている。

まさに歳月は人を待ってくれない。

その久保純夫氏は、新しい雑誌を立ち上げるのだ、と言って、めずらしく名詞を差し出した。

貴代美氏も参加するという。

「儒艮(JUGN)」代表・久保純夫とあった。

カレバショウ↓

カレバショウvol.2

| コメント(0)

コメントする