2013年5月 5日

俳人「九条の会」新緑の集い・・

鳴戸菜奈氏vol.1

鳴戸菜奈氏↑

少し遅くなってしまったが、先日、4月29日(月・祝)に行なわれた〈俳人「九条の会」新緑の集い〉に出席したので、

簡単に報告しておこう。

場所は東京・田町の専売ホール。講演は小沢隆一(東京慈恵会医科大学教授・憲法学、九条の会事務局員)と鳴戸菜奈(俳人)の両氏。

テーマは小沢氏が「日本国憲法で未来を拓く」、鳴戸氏は「渡邊白泉を読む」であった。

小沢氏は小選挙区の害の部分が出た、戦後最低の得票率であり、かつ得票数も前回を219万票も落した自民党が大勝をおさめ(自公の得票率4割で8割の議席を獲得)、議員3分の2から、過半数で憲法を改正できるようにするという、他の法律と同様の位置にまで憲法をおとしめようとする策動に対し、明確にノーという運動を展開しようという趣旨だった。

また鳴戸氏は、戦前の新興俳句の申し子ともいうべき白泉の句を三種類に分類し、白泉の戦争俳句を年代別に抽出し、句の解釈を施して説明された。

    日の丸の旗を一枚海にやる    白泉(昭和11年・23歳)

    緑蔭に非ず迷彩戦車是(これ)      (昭和12・24歳)

    赤く蒼く黄色く黒く戦死せり        (昭和13・25歳)

    銃後といふ不思議な町を丘で見た

    憲兵の前で滑つてころんぢやつた    (昭和14・26歳)

    戦争が廊下の奥に立つてゐた

    夏の海水兵ひとり紛失す          (昭和19・31歳)

    司令官戦死笑はぬ兵らなかりけり    

    玉音を理解せし者前に出よ         (昭和20・32歳)

 白泉は昭和15年のいわゆる新興俳句弾圧事件によって検挙され、戦後は中学・高校の教師をしながら、昭和44年(1969)に56歳で脳溢血のため急死した。

 そのおり、職場の金庫から丁寧に墨書された自筆の白泉句集が発見されたのだった。

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