2013年10月 4日

写真展「昭和」・・・

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 10月2日(水)~7日(月)、東京・日本橋三越本店新館7階ギャラリーで、写真展「昭和」が開催中である。

「写真家が捉えた時代の一瞬」のキャッチコピーがある。チラシの「銀ブラの復活」(昭和25年)は林忠彦。

実は、本誌の「文字のないエッセイ」などでお世話になっている、林義勝氏に招待券をいただいたので出かけた。

林忠彦は、義勝氏の父であり、銀座のバー・ルパンの「太宰治」の椅子に腰掛けた写真でおなじみである。今回は昭和の風景写真が中心なので掲載されてなかった。また(初めて知ったのだが)、林忠彦は山口県の出身で「周南市美術博物館には、周南市出身ということで、写真の所蔵も多いらしい。

同郷のよしみで是非一度行きたいものだ。

写真展「昭和」のほうだが、他には、土門拳、木村伊兵衛、濱谷浩、長野重一、田沼武能、など、戦前・戦後・高度成長期の激動を写しとった、愚生などには懐かしい風景がたっぷり。同時に安保闘争や農村、漁村などの風景の向こうに置き去られた人間の姿も少しはうかがえたが、その意味では、ほぼ同じ時代の特集としては、かつて「太陽」で創刊26周年記念の「昭和の記憶」の写真のほうが生々しいものが多かったとように思う。これも時代の趨勢、昭和という時代の見せ方の違いなのであろうか。

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 「太陽」のそれには石川文洋、菊池俊吉、土門拳などの戦争や福島菊次郎の原爆や桑原史成の水俣が収められていた。もちろん林忠彦も。

 あとひとつ、会場内でフィルムアート社の記念行事と思われる雑誌で当時活躍の12人の写真家のドキュメント(勅使河原宏監督)を流していた(写真家の工房を覗きみた感じがした)。

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